二十四節気の白露に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
虫たちにとっては次世代に繋ぐ大切な時なのでしょう
2024年9月7日(土)
9月7日は確か白露と思ったが、露を結び始める頃とはどうしても思えない今年の暑さだ。
桜草公園の正門からサクラソウ自生地に降りていく道の右手の堤防は次第に高くなっていく。今日はそこが
オオブタクサに占拠されて悲惨だった。
ここの管轄は複雑なので難しかったが、さいたま市の管轄なのは分かったが、今回担当課が変わったようだ。
上の写真は正門を見上げ、右はフェンスに沿った反対方向だ
中央観察路はオギやヨシが覆いかぶさり、入れそうもない状態だったので鴨川沿いの通路から入ってみた。
鴨川側はキクイモの大きな黄色い花が多くあり、ハナグモが待ち伏せするのが多く見られたが、敏感なクモで近付くとすぐに花の裏側に回ってしまう。
ツユクサも全域で見られるようになったが、名の通り朝方に花開き午後には萎んでしまう。写真のような一つの苞から2花出ていると上の花は通常雌しべの無い雄花のようだ。
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単なるアゲハともナミアゲハとも |
花と鋭いトゲが対照的なママコノシリヌグイ |
クヌギの樹液に来ていたオオスズメバチとコムラサキの写真を90度時計回り回転させてみた
コムラサキはそう珍しい蝶ではないが樹液の所で見られることが多いタテハチョウ科の中型のチョウだ。
スズメバチの方はレンズで検索したらオオスズメバチと出たが、よく似たコガタスズメバチとの違いは後胸背に黄色斑があることとあるのでまさに正解なのだろう。
土合小学校のサクラソウ花壇の後ろのプランターに春に採ってきたツルボを入れておいたら色々な野草が伸び放題だったが、9月に入ったら突如花穂を立て始めた。将にツルボの面目躍如だった。
右はサクラソウ自生地のA区で見られたツルボ。
生育地によって姿形が左右されるのがハッキリとわかる。右は周囲の草に同調してヒョロヒョロしているのか、栄養失調なのか全く分からない。
白露(はくろ):この時期は昼夜の気温差が大きくなり、朝には庭の草花に露が見られる頃と言われます。 白露は秋の季語でもあるようです。第四十三候の白露初候は草露白。 11月12日作成