二十四節気の秋分に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
田島ヶ原は若干荒模様のようです
2024年9月22日(日)
2024年の秋分の日の午前中は時折雨がパラついていたので、サクラソウ自生地には午後行ってみた。
秋ヶ瀬橋方面の横堤はきれいに除草されて
ヒガンバナがみられたが、公園の正門からの40号線の堤防は相変わらずオオブタクサが我が物顔に繁茂していた。
ここの管轄は先の横堤は河川事務所、公園の正門よりの堤防はさいたま市の管轄だが、今回担当課が変わったようで道路との境はきれいにしたが法面は刈残していた。
道路維持課の担当になって、道路との柵近くがきれいになった。
E区に接した桜草公園の桜の倒木が2本に増えていた。それも根からのかなりの巨木の倒木だ。サクラソウ自生地のオギやヨシもこのところの風雨でかなり痛めつけられ、倒伏していた。何時もは見え難いさくらそう水門がこんなにハッキリ見えるのは珍しい。
B区のはるかかなたのさくらそう水門がかなり近くのように見える。オギは倒伏しているがヨシはさすがに強い
ジョロウグモの巣では珍しくオスがメスに近付いていた。ジョロウグモはメスが巣を張り、獲物を捕らえる。オスはかなり小さくいつもは上の方に離れていてメスが食事をするときなどを狙って近づくようだ。
今日はどうゆう現象なのだろうか?交尾のチャンスでも狙って近づいているのだろうか。食べられなければいいが・・・。一寸心配だ
メスは体長が20〜30mm、オスは6〜10mmと、メスの方がかなり大きい。
そしてメスは腹部の背面が黄色と黄緑色の縞模様、腹側は赤、黒、黄色の複雑な模様で目立ち、オスは黒褐色で目立たない。
観察路は3連休に備えたのか歩きやすくなっていた。
ヤブツルアズキの黄色い花が多く見られ、あたり年を思わされた。
ママコノシリヌグイ、
キンミズヒキ、
ツルマメが全域で見られる。
キクイモや、
アキノノゲシが花を咲かせヒガンバナがちょうど見頃で
センニンソウは終わりかけている。
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アズキの原種ヤブツルアズキ |
キンミズヒキが輪を作っていた |
結構虫たちの動きが活発で、チョウやトンボが多く見られた。キタテハ、イチモンジセセリ、アカボシゴマダラなどみられたが、残念ながらジャコウアゲハには出会わなかった。
アカボシゴマダラが逆さに止まっていたので産卵かと角度を変えて撮ってみたが、卵は無かった。
キタテハは後ろ向きに翅を閉じて逆さに止まっている。
この日は2匹のキタテハに出会った。やはり向きが逆さで何枚も撮ったが何もなかった。
土合小学校では花壇生まれのジャコウアゲハが見られ、多くの幼虫が生長中だ。
22日の17時頃自宅で支柱に登ったジャコウアゲハの幼虫を見つけた。22時頃強いライトを当てたら下を向いた。動きは鈍いがまだ前蛹ではないようだ。見やすい所に登ってくれたので観察が楽しみだ。
24日15時過ぎに鉢に付いた前蛹も見つけた。17時頃念のために前蛹を見に行った。なんとあめ色に変わっている。新鮮な透き通ったような色だ。2時間くらいの間に前蛹から蛹に変化していた。
秋分(しゅうぶん):2024年は9月22日が「秋分の日」として国民の祝日になっていて、法律」によると、「秋分の日」は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととされているという。 11月15日作成