二十四節気の立夏に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
ジャコウアゲハの産卵に出会ったラッキーな立夏でした
2025年5月5日(曇)
あまり大した収穫もない立夏だったが、そろそろ帰ろうとさいたま東村山道路に向かった。
金網に絡んだウマノスズクサの生長具合いを見ながら行くと何と大きなジャコウアゲハが飛んできた。
周囲を行ったり来たり高く低く飛んでいた。反射的に産卵ではと思った。とにかく見守る事にした。低く高く遠くへ近くへを繰り返している。そして止まった。産卵に間違いない。
金網の向こうだ。止まったまま動かない。ゆっくり見守る事にした。しばらくすると大きく翅を広げた。一呼吸して一仕事終えたように飛んで行った。
後を見ると6個の卵が付いていた。
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よく見ると産卵管を葉裏に曲げています |
1〜1.5ミリくらいの6個の卵が付いていました |
産卵を終わってホッと一息つかの間の休息だろうか
中央観察路から入ると何だか観察路が広くなったように感じがした。中央付近の2本のクヌギの幹はビニールようなものでしっかり囲ってあった。先日来気になっていたが今日見ると自生地のクヌギは全て同じようにしっかり巻いてある。
聞いてみると伐採せざるを得ない樹が出たナラ枯れ病蔓延防止の措置のようだ。
チョウジソウはいつもよりかなり少なく、花弁も細いようで何となく頼りない。すべてが早かった今年なのでチョウジソウもそろそろ終わりの時期なのだろか。
サクラソウ自生地はオギやヨシが伸び出して石碑は田島ヶ原の文字が見えるだけになった。観察路からは胸ぐらいまでの高さなので見晴らしは遮られない。
第一次次指定地ではサクラソウは殆ど見られなかったが第2次指定地では草の間から健康そうな果実をつけた花がかいま見られた。
レンリソウのスイトピーみたいな紫色の花が目につく。少し前には色々な障害が出て花を見るのも大変だったのがウソのようだ。
レンリソウ(連理草)マメ科
レンリソウの線形の小葉が繋がった一本の葉のように対生する様を連理の枝に譬えたのが名の由来。
中国の伝説の連理の 枝は幹は別々の木でありながら枝が連なって一本になり木目も相通じているとされ、転じて男女の契りの深さに譬えられた。
立夏(りっか):5月5日は「端午の節句」でもあります。端午とは月の初めの午(うま)の日のことで、「午」の文字の音が「五」と同じ事から、5月5日(旧暦)が端午の節句として定着し
たようです。 2025年5月28日作成