原爆投下後の焼け野原に最初に咲いた夾竹桃が見られました

田島ヶ原のサクラソウは第1調節池が完成した2003年の235万株がピークでした。

その後は多少の凸凹はあるものの急坂を転げ落ちるように減少し続け、今年2025年にはついに史上最少の45万株に落ち込んでしまいました。

これは第2調節池完成を目前に控えたサクラソウ自生地の緊急SOSでしょう。

2025年の立秋は朝から曇天模様で、にわか雨もあってさすがの猛暑も少し和らいだ気がしました。

サクラソウ自生地は相変わらずオギとヨシの世界です。桜草公園では広島に原爆を落とされた後、何もない街で一番に花を咲かせたというキョウチクトウが多くの花を付けていました。

これからはさいたま市の荒川河川敷の洪水はほとんど無くなり乾燥化は一層進みます。

でも幸いと言っていいのか、サクラソウ自生地は桜草公園という緩衝地帯に囲まれています。ここがサクラソウ自生地の乾燥化を防ぐ役割を果たしてくれれば万々歳です。でも、桜草公園は快適な公園ライフを実現するには乾燥化が望ましい立場で、それに向かって頑張っています。