二十四節気の寒露に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

芝生広場との緩衝地帯は雑草天国のようです

2025年10月8日(晴)

2025年10月8日の寒露はかなり秋めいてきたが、陽射しは夏並みで一周してきたら真夏と同じように全身汗びっしょりだった。
フジバカマがE区で見られたが、規模的にはB区の公園側の群生には比ぶべくもありません。
フジバカマ
でも、去年も一昨年もB区の公園側の柵際の緩衝地帯がコセンダングサやオオブタクサ、カナムグラ、ヨシなどの雑草類に占領されて近づき難かったと思いながらも期待して行ってみた
やはりダメだった。
ここは5年前に自生地側が桜草公園に申し入れて要注意外来生物(樹種)のトウネズ ミモチをはじめトベラ、マルバシャリンバイなどの植栽樹が伐採された。ソメイヨシノ2本とオオシマザクラの花木は残したようだった。
詳細は2020年3月5日の啓蟄のレポートトウネズミモチを伐採、サクラソウは初咲き新記録参照
緩衝地帯 雑草たち
公園側の緩衝地帯で幅が3〜4メートルくらいだ 去年はフジバカマの所は草刈りがしてあったが
やはりこれも公園と自生地の縦割りの目に見える弊害なのだろう。

中央観察路を入ると両側はユウガギクが占領していた。全域で花が見られ、これだけユウガギクが見られるのも久しぶりだ。キゴシハナアブ、ツマグロキンバエ、そしてキタテハなど多くの虫たちが来て秋の日を満喫していた。
ユウガギク
キゴシハナアブ
ツマグロキンバエ
キタテハ
キンミズヒキは常連、レモンエゴマは少し少なくなった。アキノノゲシの際立って大きいのは見られなかった。ヤブマメも一時より多く見られ、ゲンノショウコは花も大きく南観察路で見られた。

寒露(かんろ): 今年ほど寒露の言葉が不釣り合いの事もない。さポットのレポートとかなり内容が違ってしまったが、芝生広場との緩衝地帯が雑草に覆われることが多いのはまさに縦割りの弊害で取り上げた 2025年10月25日作成